西林 里恵 ドイツブンデス2部リーグ「SV ブラウ-バイス ホッヘン ノイエンドルフe.V」契約
今年5月、長野パルセイロレディースからドイツブンデスリーガ2部の「SV ブラウ-バイス ホッヘン ノイエンドルフe.V」に入団が決まった里恵のチーム練習を見に行ってきました。私が現役時代の何年も前から、ドイツでのサッカートライアルの日本窓口として、ドイツへ行くまでの選手の日本でのサポートをしています。ヨーロッパでも南米でも、サッカーは戦いで、日本では大まかに足先の技術ばかりで、上手い、下手が判断されたりすることもあるようですが、海外ではゴリラみたいな選手に吹っ飛ばされて、どんなに足元の技術があっても激しい戦いの中でそれが活かせるようなメッシ(アルゼンチン)、ネイマール(ブラジル)選手レベルでないと、足元の技術があるとは言えません。日本で高校や大学で選抜にも入り、Jリーグのクラブに練習参加できるようなレベルの選手でも、ドイツの下部リーグでまったく通用せず、ヨーロッパの選手は足元の技術がなく上手くないと言って帰国していった日本人選手を数人見ました。まだまだ日本のサッカーは文化、歴史がなく、見ている範囲が浅い、メディアの情報を知識と認識している人も少なくないです。サッカーは深く、経済面や短期間ですぐにトップレベルになれるほどのものではないです。本場、ヨーロッパ、南米でそれを強く感じます。
里恵は以前にもドイツの名門のセカンドチームで練習参加した経験もあってか、練習見ていましたが、骨格的には大きい選手達に物おうじせず、ゴリゴリ、ガツガツとディフェンスに行き、攻撃でもチャンスがあれば仕掛ける、女子サッカー日本代表がW杯で優勝できたように日本の女子選手に可能性を感じました。男子ならドイツブンデス2部リーグで活躍できるなら代表に呼ばれてもおかしくないレベル。さらなる飛躍に向けて頑張れ!
西林里恵(RIE NISHIBAYASHI)
生年月日:1994年1月9日
身長/体重:160cm/52kg
出身地:長野県
経歴:ファイルフェニックス女子サッカークラブ→アルビレックス新潟レディースU‐18→福島県立富岡高等学校→AC長野パルセイロ・レディース→山梨大学→AC長野パルセイロ・レディース→SV ブラウ-バイス ホッヘン ノイエンドルフe.V(ドイツ)